こんにちは。FASTCODING UI/UXデザイナー、一富士二鷹三茄子です。
コロナ禍でネットショッピングをする機会が増えた方も多いと思いますが、「今だけ送料無料!」「数量限定!」などと書かれているのを見て、思わず買い物カゴに入れた経験はないでしょうか。
この様な緊急性を高めたCTAは、コンバージョンに繋がりやすくなります。
サイトへの流入はあるものの、なかなかコンバージョンに繋がらない…という場合、CTAを見直した方が良いかもしれません。
今回は、緊急性を高めたCTAを作るポイントについてご紹介します。
ユーザーはどこで緊急性を感じているか
ある商品を購入しようと決めているユーザーにとって、その購入タイミングは自由です。しかし、購入を先延ばしにした場合、通りかかったお店の商品の方が安ければ、そちらで購入してしまうかもしれません。
運営側としては今すぐ購入してもらいたい所ですが、いつでもアクセスなWebサイトでは先延ばしにされてしまいがちです。
いつ購入しても良い商品を「今買わないと!」と思わせるためにはどうしたら良いのでしょうか。
人は緊急性のある訴求に弱く、「今買わないと損するかも」「もう手に入らないかも」という心理が働いた時に行動するパターンが多くなります。
この様に感情に左右される部分が大きい為、ユーザーの心理をUIに落とし込んでいく必要があります。
緊急性を持たせるポイント
緊急性を持たせたワードを使う
「今すぐ」「今だけ」「今なら」の様なワードが入っているボタンを見かけた事があると思いますが、「今」というワードを使う事だけで限定的なニュアンス含み、メッセージに緊急性を持たせる事ができます。
実際、「ダウンロード」から「今すぐダウンロード」など、緊急性のある文言に変更しただけでCVRが増加した事例もあります。
時間制限の表記
タイムセールなど期間限定の場合、「この機会に安く買い物したい」という心理から、ユーザーの購買意欲は高まります。
行動の期間を設ける事で、検討している人にとっては「今行動しなければならない」という感情になり、行動喚起を促します。
希少性や価値を持たせる
期間制限と同じく、「今行動しなくてはならない」という心理を促す方法として、希少性や価値を持たせる方法があります。
「数量限定」「残りあと◯個」などの表現は希少性が高まります。
また、賃貸物件の検索サイトなどでは「今◯人が検討中です」「お気に入り登録◯件」等と表示される事がありますが、これも希少性や価値を高める上で重要です。
具体的な検討人数を載せる事で、他の人に取られたくないとう心理が働き、緊急性を高めます。
視覚的に緊急性を持たせるポイント
緊急度が高いと感じる色を使う
色には心理的効果があります。青や緑などの寒色系は沈静効果、赤や黄色などは高揚感を与える色として、注意喚起などに良く使われます。
緊急性を持たせたワードに加え、ユーザーの心理を後押しする色を使う事で相乗効果が生まれ、緊急度が高いと感じるCTAを作る事が出来ます。
CTAを最適な位置に配置する
コンバージョンをアップする為には、何よりユーザーに認識してもらう事が大切です。
いくら緊急度の高いUIを作成しても、認識されなければ意味がありません。
ファーストビューなど一般的に目に留まりやすいとされている位置にCTAを配置するのはもちろんですが、ユーザーにとって最適な位置に置く事が大切となります。
例えばページ下部にCTAを置いた場合、途中で離脱したら目に入らないかも…と心配になるかもしれませんが、コンテンツを最後まで読んだということはそれだけ興味を持っているという事であり、コンバージョン率は高くなります。
適切なCTAの位置を把握する為には、ユーザーのインサイトを把握した上で、どこに置くべきか考える事が大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は緊急性を高めたCTAを作るポイントについてご紹介しました。実際にはABテストを繰り返し行い効果を検証していく必要がありますが、すぐに取り入れられる施策も多いので試してみてはいかがでしょうか。
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