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離脱を防ぐ!ローディング演出の最新コーディング

離脱を防ぐ!ローディング演出の最新コーディング

こんにちは、株式会社ファストコーディングのWebディレクターの働くおかんです。

Webサイトの読み込み速度は、サイト全体の印象を左右する重要な要素です。でも、サーバーの応答速度を上げたり、画像を最適化したりしても、どうしても数秒かかってしまうことってありますよね。

実は、完全に速くするのではなく、「待ち時間を感じさせない」という視点で考えると、解決策が見えてきます。同じ3秒の待ち時間でも、ただのスピナーだけの場合と、工夫したローディング演出を入れた場合では、ユーザーの体感速度が大きく変わるんです。

実際に計測したところ、適切なローディング演出を実装することで、ページ離脱率が約15%も減少しました。今回は、そんな「待ち時間を感じさせない」ローディング演出を3パターンご紹介します!

なぜ「くるくる」だけじゃダメなのか

よくあるローディングアニメーションって、画面中央でくるくる回るスピナーですよね。でも、これだと「待たされている」感がすごく強いんです。

実際に計測してみたところ、同じ3秒の待ち時間でも、スピナーだけの場合と、これからご紹介するような工夫をした場合では、ユーザーの体感速度が大きく違うという結果が出ました。

それでは、サイトの雰囲気やブランドに合わせて選べる3つのパターンを見ていきましょう。

パターン1:スケルトンスクリーン+シマー(定番型)

スケルトンスクリーンとは、コンテンツの「骨組み」を先に表示して、実際のデータが読み込まれたら段階的に置き換えていく手法です。FacebookやInstagramでも使われているので、見たことある方も多いと思います。

これに「Shimmer(シマー)効果」を組み合わせると、光が流れるようなアニメーションで「今、読み込んでいますよ」という動きを見せることができます。

メリット

  • 軽量で高速:CSS アニメーションだけで実装できる
  • アクセシブル:スクリーンリーダーにも対応しやすい
  • 汎用性が高い:どんなサイトにも合う
  • ユーザーが慣れている:主要サービスで広く使われている

デメリット

  • ありふれている:差別化しにくい
  • コンテンツ構造に依存:スケルトンがコンテンツに合っていないと逆効果

向いているサイト

ECサイト、ニュースサイト、ブログ、一般的なWebアプリケーション。「安定感」と「機能美」を重視するサイトにおすすめです。

パターン2:スキャンライン型(SF/テック系)

上から下へ青い走査線が走り、通過した部分から徐々にコンテンツが表示される演出です。レトロフューチャーで、SF映画のような雰囲気があります。

メリット

  • 視覚的インパクト:かっこいい、先進的な印象
  • 「読み込み中」が直感的:ラインが進む様子で進捗がわかる
  • 実装は比較的シンプル:CSS と JavaScript だけで実現可能

デメリット

  • 演出が長いと逆効果:実際より遅く感じる可能性
  • ブランドイメージを選ぶ:SF・テクノロジー系以外には合わないことも
  • 「わざと遅延させている」と思われるリスク:演出時間は0.5秒以内推奨

向いているサイト

技術系ブログ、SaaSプロダクト、IT企業サイト。「先進性」や「テクノロジー感」を押し出したいサイトにおすすめです。

パターン3:カラーウェーブ型(感性的・表現的)

最初はグレースケールで表示され、左から右へ波のように色が流れ込んでくる演出です。まるで絵に色を塗っていくような、有機的で美しい動きが特徴です。

メリット

  • アーティスティック:クリエイティブで柔らかい印象
  • 美しい動き:色が広がる様子が視覚的に楽しい
  • 他と差別化できる:あまり見ない演出なので印象に残る

デメリット

  • GPU負荷がやや高い:clip-path アニメーションを使用
  • 実装が複雑:グレースケール版とカラー版を2つ用意する必要
  • 色弱の方には効果が薄い:色の変化がメインの演出のため
  • ローディング感が弱い:グレーでもコンテンツが見えてしまう

向いているサイト

クリエイティブエージェンシー、デザイン事務所、アート系サイト、ポートフォリオサイト。「感性」や「表現力」を重視するサイトにおすすめです。

実際にプロジェクトで使ってみた結果

実際にクライアントのECサイトの商品一覧ページにスケルトンスクリーン+シマーを実装したところ、ページ離脱率が約15%減少しました!クライアントからも「読み込みが速くなったように感じる」という声をいただいて、実際の読み込み時間は変わっていないのに、体感速度が大きく改善されたんです。

特にスマートフォンでの効果が大きくて、モバイルユーザーの滞在時間が平均12秒伸びたという結果も出ています。

どのパターンを選ぶべき?

迷ったら、以下の基準で選んでみてください:

  • 定番で安定感のあるものが良い → スケルトンスクリーン+シマー
  • 先進的・テクノロジー感を出したい → スキャンライン型
  • クリエイティブ・アーティスティックに見せたい → カラーウェーブ型

正直なところ、スケルトンスクリーン+シマーが主流なのは理にかなっているんですよね。軽くて、わかりやすくて、アクセシブル。でも、ブランドの個性を出したいなら、スキャンライン型やカラーウェーブ型も検討する価値ありです。

実装のポイント

どのパターンを選んでも、共通して注意すべきポイントがあります:

  1. 演出時間は短く:0.5秒〜0.6秒程度が理想。長すぎると「わざと遅延させている」と思われる
  2. 段階的に表示:全部揃うまで待たず、読み込まれたものから順番に見せていく
  3. 実際のコンテンツ構造に合わせる:スケルトンが実際のレイアウトと大きく違うと違和感

まとめ:体感速度を改善する3つの選択肢

今回ご紹介した3つのローディング演出は、それぞれ異なる強みがあります:

  1. スケルトンスクリーン+シマー:定番で安定、どんなサイトにも合う
  2. スキャンライン型:先進的でかっこいい、テック系におすすめ
  3. カラーウェーブ型:アーティスティックで美しい、クリエイティブ系に最適

完全に読み込み時間をゼロにすることは難しいですが、こうした演出を工夫することで、ユーザーの体感速度は大きく改善できます。ぜひ試してみてください!

株式会社ファストコーディングでは、こうしたUI/UXの改善もお手伝いしています。ユーザー離脱率を下げたい、体感速度を改善したいとお考えの方は、ぜひ お問い合わせフォーム からご相談ください!