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GA4 のレポート画面の見方【1】

こんにちは。FASTCODING Webデザイナー、七転び八重子です。

前回、UAからGA4の移行方法を簡単にまとめたので、今回は、レポート画面の見方をまとめます。
※ GA4は、2020年10月のリリースから、次々と機能を追加したりレポート画面のレイアウトを変更しているので、2022年7月時点での情報となります。

ユニバーサル アナリティクス(旧)とGoogleアナリティクス4(新)の違い

ユニバーサル アナリティクス(旧)からGoogleアナリティクス4(新)への移行手順

 

ホーム

下記のデータが表示されます。

・過去7日間におけるユーザー数 (期間はソート可能)
・リアルタイム測定(過去30分間のユーザー数)
・最近表示したもの (最近表示したアナリティクスページへのリンク)
・インサイト(大きく変化した数値)
インサイトは、GoogleのAIによる機械学習を用いたアラートが表示されます。サイトまたはアプリに関する特定の異常値が表示されるので、何らかの対策が必要になる可能性のあるデータです。

 

レポート

レポートでは、ユーザー(ユーザーの属性や環境)とライフサイクル(ユーザーのアクション)を把握することができます。

❶ レポートのスナップショット

レポートのスナップショットは、アプリやサイト全体の状況を把握できるデータをまとめたレポートが表示されます。各データへのリンクもあります。

トータルのユーザー数(Webサイトにアクセスした人数・そのうち初めてアクセスした人数・平均滞在時間)
インサイト(大きく変化した数値)
新規ユーザーの参照元(Googleから自然検索をしてなど、ユーザーどのようにしてアクセスしてきたのか)
閲覧数が最も多いページ(アクセスの多いページからランキング表示)
達成されたコンバージョン(成果)の回数
サイトの健康診断として、定期的に確認します。「特定の日にアクセス数が伸びた」「上位アクセスのページが変わった」など、変化があれば原因を探ります。

❷ リアルタイム

リアルタイムは、ユーザーがどのサイトまたはアプリからきて、どのような行動をしたかをリアルタイムにみることができます。

・過去30分間のユーザー数(分単位)
・参照元、メディア、キャンペーン別のユーザー数(ユーザーはどこから流入しているか)
・ページタイトルまたはスクリーン名ごとのユーザー数(ユーザーが閲覧したページ)
・イベント発生数(ユーザーがどんなアクションを起こしたか)
・イベントごとのコンバージョン数(ユーザーがどんなコンバージョンを達成しているか)
リアルタイムでは、新しいキャンペーンやサイトの変更がトラフィックにもたらした効果を瞬時に、また継続的に把握できます。例えば、新しく追加したコンテンツや、1日限りのプロモーションでユーザーがサイトやアプリに誘導されているかどうかを確認することができます。

❸ ユーザー

ユーザーの属性

ユーザーの属性を見ることができます。

・場所(国、地域、市区町村)
・言語
・年齢
・性別
・インタレストカテゴリ(ユーザーの興味関心をもとにターゲットユーザーに広告を配信する機能)
WebサイトやLPを作る際に設定した「ペルソナ」に合致しているかどうかを把握する重要な指標になります!

テクノロジー

テクノロジーでは、ユーザーがどのプラットフォーム(デバイス)を使用し、どのブラウザ、またはアプリからアクセスしたのかなど、ユーザー環境を見ることができます。

・プラットフォーム
・OS
・デバイス
・ブラウザ
・デバイスカテゴリ
・画面のサイズ
・アプリ
使用したデバイスの画面サイズ(解像度)もみれるので、多くのユーザーが閲覧したサイズのサイトを優先的に改善するなどの対策が取れる!

❹ ライフサイクル

ライフサイクルは、ユーザー獲得から維持に至るまでのユーザーの行動全体を把握できます。

集客

集客は、ユーザーがどこからサイトにきたのか、どういった行動を取ったかを把握できます。

集客サマリー(ユーザー数・新規ユーザー流入元・セッション流入元・ライフタイムバリュー)
ユーザー獲得(新規ユーザーの流入元)
トラフィック獲得(新規ユーザーやリピーターによる新しいセッション)
<ユーザー獲得レポートとトラフィック獲得レポートの違い!>⚫︎ユーザー獲得レポート
GA4から新しく登場したメニューで初回ユーザーがどこから来たかを軸に集計しています。
⚫︎トラフィック獲得レポート
UAの集客メニューと同じで、セッションベースでどこから来たのかを軸に集計しています。

ユーザー獲得レポート活用して、どの流入元からの初回訪問ユーザーを獲得すればよりCV獲得に繋がるのかなど対策をしましょう。

エンゲージメント

エンゲージメントは、「ページビュー」「スクロール」「リンクへのクリック」等のWebサイト上でのユーザーのアクションを指します。GA4最大の特徴でもあり、ユーザーがアクセスしたウェブページとアプリ画面別に、ユーザーエンゲージメントを測定できます。

エンゲージメントの概要(エンゲージメント時間・ページ表示回数・イベント発生回数・ユーザー数の推移・継続率)
イベント(ユーザーが起こしたイベントの詳細)
コンバージョン(設定した各種コンバージョンのグラフや表)
ページとスクリーン(ユーザーがアクセスするページ、アプリ画面)
ページとスクリーンは、よく見るデータの一つになると思います。どのページが最もアクセスされているのか把握できます。

収益化

収益化は、サイトとアプリにおける収益化の全体的な状況を把握できます。

収益化の概要(収益・購入者数・平均購入額・購入商品など)
Eコマース購入数(販売しているアイテムから得られた収益と、ユーザーがとった行動を測定)
アプリ内購入(アプリ内購入による収益を商品IDごとに測定)
パブリッシャー広告(モバイルアプリの広告から得た収益を広告ユニットごとに測定)
計測のためには、専用の計測記述を追加してデータ取得を行う必要があります。
探索機能を活用して、ファネルレポートを作成することで、「サイト訪問→商品表示→カート追加→決済開始→購入完了」の5つのステップが表示され、ユーザーがどこで離脱しているかを把握できます。

維持率

維持率では、新規ユーザーとリピーター・ユーザー継続率・エンゲージメント時間・ライフタイムバリューなどを把握できます。

新しいユーザーとリピーターの時系列推移
コホート別のユーザー維持率の時系列推移(該当日から1/7/30日後に再訪したユーザーの割合)
コホート別のユーザーエンゲージメントの時系列推移(該当日から1/7/30日後に再訪したユーザーの平均滞在時間)
ユーザー維持率(新規ユーザー数を100%とした時に、何%が翌日以降戻ってきているかを42日先まで表示)
ユーザーエンゲージメント(最初の42日間に再度サイトを訪れたユーザーの平均エンゲージメント時間)
ライフタイムバリュー(新規ユーザーの初回訪問から120日間の平均収益を表示)

 

まとめ

来年7月のUA(ユニバーサル アナリティクス)の終了までに、GA4へ移行し活用してみましょう!

ファストコーディングでは、SEOに強いコーディングを提供しています。
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