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<みんな気になる>コーディング代行会社のよくある用語とその解説

コーディング代行・フロントエンド開発はファストコーディング

コーディング代行会社を調べていると、各社色々な特徴や強みがありますが、それと同時に料金や検証環境などに色々な違いがあります。
今回は、基本料金からレスポンシブ対応時のページ単価、さらにサポート状況やブラウザ対応範囲までを検証してみました。

基本料金比較

まず初めに、基本料金について比較してみましょう。

「基本料金」とは、依頼するページ数や内容に関係なくかかる費用

何が含まれるかは各社によって異なりますが、一般的に、プロジェクトの初期段階で提供される基本的なサービスやリソースの費用が含まれます。例えば、プロジェクトの概要や要件のヒアリングや打ち合わせ、コーディング開始前の準備などが該当します。

コーディング代行会社によっては基本料金が発生しない場合や、別途オプションで発生することもあります。

  • 初期設定費用: ウェブサイトやアプリの開発プロジェクトにおいては、初期の設定や構築にかかる費用が基本料金の一部として考慮されます。
  • 基本機能の実装: 基本料金には、ウェブサイトやアプリの基本的な機能やページのコーディング、デザインなどが含まれることがあります。
  • プロジェクト進行管理費用: 一部の会社ではプロジェクト進行のための管理費用が基本料金に含まれています。これはプロジェクト全体の進捗管理やコミュニケーション(メッセージのやり取りなど)に関連する費用です。基本料金とは別に費用がかかる場合もあります。
  • 初回のサポートやトレーニング: 一部の契約では、ウェブサイトやアプリの初回のサポートや利用者へのトレーニングに関する基本料金が含まれることがあります。

基本料金は、プロジェクトの性質や契約条件によって異なり、透明性を保つために契約前に十分な相談や確認が必要です。また、基本料金以外に発生する追加料金やオプション料金も注意深く確認することが重要です。

基本料金については、各コーディング代行会社ごとに異なるため、一概には言えません。ただし、一般的な傾向として、基本料金が設定されている場合、それはプロジェクトの性質や規模によって変動します。

例えば、静的サイトやCMSサイトの基本料金が設けられている場合、静的サイトの基本料金は通常数万円から数十万円程度となることがあります。CMSサイトの場合は、種類や機能の違いにより基本料金が変動します。また、デザインの複雑さやページ数が増加すると、基本料金もそれに応じて上昇することが一般的です。

平均的な基本料金は、静的サイトの場合には50,000円から100,000円程度、CMSサイトの場合には100,000円から150,000円程度といった目安が考えられます。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、具体的な価格は各会社の料金体系やプロジェクトの要件によって異なります。

ページ単価とレスポンシブ対応料金

次に、1ページあたりの単価や、レスポンシブ対応時の料金について比較してみましょう。

「ページ単価」とは、コーディング代行を利用する際に、1ページあたりにかかる料金のことを指します。
コーディング代行会社では、1ページあたりの価格を設定していることが多いです。ただしこの価格は、ページの内容や複雑さ、ページの情報量やプロジェクト全体のページ総数などによっても変わってきます。

プロジェクトの規模やページ数による料金設定も各コーディング代行会社で異なります。ページ数に応じた追加料金が発生するケースもあり、特にブレイクポイントを追加する場合は別途費用がかかります。逆に、ページ数による追加料金がなく、ページの長さに応じて料金が変動する場合も見受けられます。

1ページあたりの単価もコーディング代行会社ごとに異なるため、一概には言えません。レスポンシブ対応には様々なアプローチがあり、その要件によって価格が変動するためです。ただし、一般的な傾向として以下のような価格帯が考えられます。

レスポンシブ対応時のページ単価は、8,000円〜15,000円程度

1ページあたりのレスポンシブ対応料金は、8,000円から15,000円程度が目安のようです。この価格帯は、一般的なウェブサイトのページボリュームの目安となります。ただし、プロジェクトの要件やデザインの複雑さ、レスポンシブ対応の難易度によっては、この範囲を超えることもあります。
また、トップページと下層ページとで単価が異なる場合もあるようです。
レスポンシブ対応においても、段階的な料金設定が存在します。ページ数やデザインの難易度、ページの長さなどにより、コーディング費用が変動することが多いようです。

(補足)「最低料金」がある場合に注意

ページ単価で計算した合計金額が「最低料金」未満の場合、「最低料金」は必ず支払わなければならない、という設定がされている場合があります。
各社のホームページなどに記載があることがほとんどですので、少数ページのご依頼の際には特にご注意ください。

サポート対応状況とブラウザ対応範囲

プロジェクトが公開された後のサポート対応や、対応ブラウザについても各会社で異なる設定が見受けられます。一部ではプロジェクト進行管理費用が発生し、ページ数や進捗に応じて変動する会社もあります。これに対して、一定の基本作業料金に一律の割合が加算される仕組みの会社もあります。

「ブラウザ対応範囲」は、ウェブサイトやアプリが正常に動作するためにサポートされるブラウザやバージョンの範囲を指します。一般的なブラウザ対応範囲は、主要なデスクトップブラウザとモバイルブラウザを対象とします。以下は、一般的な対応範囲の例です:

デスクトップブラウザ:

  • Microsoft Edge: 最新版
  • Google Chrome: 最新版
  • Mozilla Firefox: 最新版
  • Safari: 最新版

モバイルブラウザ:

  • iOS(iPhone、iPad): Safariの最新版
  • Android: Chromeの最新版

このような対応範囲は、多くのユーザーが利用している主要なブラウザをカバーしています。ただし、具体的なプロジェクトによっては、ターゲットユーザーのブラウザ利用状況に合わせて対応範囲を調整することがあります。また、新しいブラウザのリリースや旧バージョンのサポート終了に伴い、対応範囲が変更されることもあります。

特殊なプロジェクトや希望する検証ブラウザのバージョンがある場合には、その検証に別途追加で費用がかかったり、コーディング代行会社のテスト適応範囲外になることもありますので、注意が必要です。

まとめ

今回のブログでは、コーディング代行会社の比較において、基本料金、ページ単価、レスポンシブ対応料金、サポート対応状況、およびブラウザ対応範囲に焦点を当てました。やはり各コーディング代行会社によって様々な特徴があり、一概にはまとめられない結果となりました。
ただ一つ言えることは、コーディング代行会社を選ぶ際には、事前の打ち合わせで出来る限り詳細にプロジェクトについて共有した上での検討が必要だということです。
また、透明性を確保するために契約条件や料金体系を十分に理解することも重要です。

皆様のプロジェクトの円滑な進行に、コーディング代行会社がお役に立てれば幸いです。