こんにちは。FASTCODINGデザイナーの七転び八重子です。
2021年3月31日、Googleニュース「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とページエクスペリエンスに関するFAQ」が発表されました。 ※この記事は削除されているようです。(2024年7月31日 更新)
2016年から現在まで、トップニュース枠に掲載されるには AMP 対応していることが条件でしたが、今後その必要がなくなるようです。
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)って何??過去記事で詳しく説明しているので興味のある方はどうぞ。
AMPとは?
AMP(Accelerated Mobile Pages)の略で、GoogleがTwitterと共同で開発を進めているプロジェクトで、AMPを直訳すると、モバイル用のページを早くするという意味です。AMPが目指しているのは、モバイルでインターネットのWebサイトのページが早く表示されるようにすることです。
近年、スマートフォンなどの浸透により、パソコン以外の環境でWebサイトを閲覧する機会が増えましたが、モバイルでの環境では、容量の大きなWebサイトを快適に利用できない可能性がありました。そこで、開発されたのがAMPです。
AMPは、元のページの情報を検索エンジンがキャッシュとして記録します。検索結果からのリンク先をそこに向けることで、1からページを読み込むことなくデータを表示させています。
Google検索トップニュースに掲載される条件
2016年から現在まで、トップニュースに掲載には、AMP対応している必要がありました。ですが今後は、Google ニュースのコンテンツポリシー(関連性の高い有用なコンテンツを表示する)を満たしていることが唯一の条件になります。AMP対応している必要は無くなりました。
コアウェブバイタルとページエクスペリエンスに関するFAQ(抜粋:和訳)
Q:AMPページのページエクスペリエンスが良くない場合でも、トップストーリーカルーセルの対象になりますか?
A:はい、Googleニュースのコンテンツポリシーを満たすコンテンツはすべて、トップストーリーカルーセルに表示される資格があります。ページエクスペリエンスとは、優れたページエクスペリエンスを提供するためにすべて重要なシグナルのコレクションを指し、シグナルは、トップストーリーカルーセルを含め、ランキングの要素になりつつあります。これは、コンテンツ自体やクエリとの一致など、他の多くの要因に加えて、ページエクスペリエンスの要因が、トップストーリーカルーセルでの配置を決定することを意味します。ページエクスペリエンスのランキングがユーザーが期待する標準になり、他のパブリッシャーが一致させたいと思うようになるため、パブリッシャーは、ページエクスペリエンスを時間の経過とともに比較的優先して改善することに焦点を当てる必要があります。
コアウェブバイタルはランキング指標の一つ
AMP は必須条件ではなくなります。またコア ウェブ バイタルが良好であることも必須条件ではなく、あくまで数ある指標の1つという位置付けです。
コアウェブバイタルとページエクスペリエンスに関するFAQ(抜粋:和訳)
Q:WebページがCore Web Vitalsをクリアしていない場合、Top Storiesカルーセルの対象になりますか?
A:はい。トップストーリーカルーセルへの今後の変更により、ページエクスペリエンスステータスやコアWebバイタルスコアに関係なく、すべてのWebページがトップストーリーカルーセルの対象になります。変更が公開されると、Googleニュースのコンテンツポリシーへの準拠が唯一の要件となり、ページエクスペリエンスをすべてのページのランキングシグナルとして使用します。
今回の発表をまとめると
- AMPはトップニュース掲載の必須条件ではなくなる
- トップニュース掲載の必須条件は、Googleニュースのコンテンツでポリシーに準拠していること
- コアウェブバイタルのスコアが良いことはトップニュース掲載の必須条件ではないが、ランキング要因の1つであり、掲載される位置には影響する
AMPが必須条件から外れましたが、コアウェブバイタルは関わってきます。どのくらい重要な要因なのかは現在は不明です。
いずれにしても、コアウェブバイタルを Googleがプッシュしているということはいずれはウェブの標準になる可能性があるので、ランキングにどれほど影響を与えるかに関係なく今から改善に取り組んでも良いと思います。