指標の見かた
01 フィールドデータ
FCPもFIDも、共に、GoogleChromeを利用しているユーザから得られた情報を元に算出・比較され、「早い」「遅い」「平均」という3つのグループに分類されて表示されます。この指標は先の通り、GoogleChromeの利用者からの情報を元に算出されるため、十分な情報が得られない限りは表示がされません。
例えばGoogle検索(https://www.google.co.jp)はもちろん、トヨタ(https://toyota.jp)、本田技研工業(https://www.honda.co.jp/)といった著名企業、首相官邸(https://www.kantei.go.jp/)やJR(https://www.jreast.co.jp/)といった行政や公共交通機関等の広く知られているサイトでは表示されます。
FCPとは ?
First Contentful Paintの略で、対象サイトへのアクセス開始からDOM要素の表示開始時点までの時間となります。大まかに表現すれば、JavaScriptやCSSアニメーション等のエフェクトを除いた、最低限のページを表示するための準備が整うまでの時間、ということになります。
FIDとは ?
First Input Delayの略で、対象サイトにおいて、何かしらのユーザ操作(リンクをクリック、ボタンをタップ、JavaSciptを用いた操作等)が行われてから反応が返ってくるまでの時間となります。
02 ラボデータ
Lighthouseで得られたデータを元に、以下の 6つの指標 が表示されます。フィールドデータと同じように、各指標が「早い」「遅い」「平均」に色分けして表示されます。
1 コンテンツの初回ペイント(First Contentful Paint)
アクセス開始からDOM要素の表示開始時点までの時間
2 意味のあるコンテンツの初回ペイント(First Meaningful Paint)
アクセスを開始してから、最初の要素(いわゆるファーストビューや“Above the fold”と呼ばれる領域に表示される要素)の表示が完了するまでの時間
3 速度インデックス(Speed Index)
アクセスを開始してから、ページが表示されるまでの時間(単位は秒だが、指標化されているため実測値とは異なる)
4 CPUの初回アイドル
(First CPU Idle)アクセスを開始してから、ページに対する操作(入力、スクロールダウン、ホバーのアニメーション等)をブラウザが遅延なく受け付けることが出来るようになるまでの時間
5 インタラクティブになるまでの時間(Time to Interactive)
アクセスを開始してから、ページを完全に読み込み、表示し終わるまでの時間
6 最大推定FID(Max Potential First Input Delay)
何かしらのユーザ操作(リンクをクリック、ボタンをタップ、JavaSciptを用いた操作等)が行われてから反応が帰ってくるまでの時間の内、もっとも長い時間
※わかりやすくするため、一部簡約している箇所があります
03 監査
Lighthouseでの監査結果から得られた、具体的な問題点や対策がここに表示されます。監査では以下 3つに区分け されて表示されます
1 改善できる項(Opportunities)
PageSpeed Insightsのスコアを上げるために効果のある、具体的な施策が表示されます。高スコアを目指すために、最初に対応する施策となります。
2 診断(Diagnostics)
対象ページがWeb開発のベストプラクティスにどのように準拠しているかが表示されます。あくまでPageSpeed Insightsのスコアにおいての、ベストプラクティスという見方が良いかと思います(ここで監査項目があるからといって、実際の表示やユーザ体験に影響を及ぼしているとはいいきれません)
3 合格した監査(Passed Audits)
合格した監査項目になります。ここは対応する必要はありません。
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